ゴードン・マッタ・クラーク「realty positions:fake estates 」

(1973年)

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1973年にマッタ=クラークは、クイーンズ独立区の再測量が行われ、所有地の境界線が引き直された後に残った未使用の土地を13カ所購入した。マッタ=クラークが25ドルから75ドルで買った地所の多くは飛び地であったり、不規則な形で時には61×91・5cmしかないこともあり、他の所有地と1ブロック内で接することもあった。この敷地に建物が建てられることこそなかったが、この作品は、誰もが土地所有者になれるというアメリカンドリームを確認している。