アネット・メサジェ「私の小さな人形。アフリカの彫刻」

(1988年)

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もともとキュビスムの絵画が展示してあった近くに、様式状の比較のために原始的な部族が作った彫刻が展示されているのに着目した。彫刻のあいだに小さくて抱きしめたくなるような動物のぬいぐるみを配置したのである。こうした行為は、美術館が美術史を牛耳ってきた因習を破り、日常の問題や個人の記憶、また子供の要素を持ち込むという貢献をした。