レイチェル・ホワイトリード「無題(家)」

(1993年)

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レイチェル・ホワイトリードは家全体にコンクリートを充填し、その後に壁を剥がした。エド・キーンホルツの1967年の概念タブロー(セメント・ストア1番)を物質化した以外のなにものでもない。そのタブローというのは、店の屋根を取り除き、なかにコンクリートを詰める計画を述べたものだった。となるとホワイトリードの作品は剽窃なのか、それとも概念を見事に実現したものなのか。