Wayfarer血盟の「Mr太郎」引退

(2009年05月24日)

笹の葉ラプソディ
日記 2009/05/24 23:42

Dior hommeのジャケットとデニム サイズは44、フランクミュラーの時計 「マスターバンカー」、ウォレットチェーンはChromeHearts 、I podから流れる曲はNIRVANA「About A Girl」、ゆるめのパーマもかけたし

俺 最 強

そう今日は大学の入学式。どうせ大学デビューの奴ばっかりなんだろう。ジャケットにデニムはいてたら脱オタ。2ちゃんねるに書いてた。某国立大学の後期になんとか受かった僕は、斜に構えてた。そして見た目的にも、頭の中的にも厨2病絶賛発売中だった。

入学式のあとはクラスでの顔合わせがあるらしい。こういうところは小学校から変わってないんだなと思った。名前、出身高校、なにか一言、これぐらいは言うんだろうなって思ってた。

3年の先輩が出てきて案の定、自己紹介をすることになった。うちのクラスは女の子が3人。3人しかいないのかよ。最後のお楽しみなのかどうなのかよくわからないが、とりあえず女の子は最後ということになった。自分の番が来た。

「○○ 太郎です。○○高出身です。よろしくおねがいしまーす。」

OK無難にこなした。

男は全員座っているその場で自己紹介。なぜか女の子は前によばれて自己紹介するようになっていた。遠目から見た感じみんな可愛い。3人しかいなくて全員それなりに可愛いなんてなかなかないことだよな~。なんて後ろから小さな声で喋ってるのが聞こえる。可愛いから何なんだよと思ってはいてもやっぱりきになる。

最初の子が立って挨拶をはじめた。

時間が止まった。

わけがわからなかった。
名前すら覚えれなかった。
他のものが視界からとんだ。

こういう人っているんだなって思った。可愛かった。

他の2人もよくよくみるとすごい可愛い子だった。一人は大塚愛、もう一人は伊藤美咲。うちのクラスの女の子は可愛いということで結構有名になった。

名前のわからないあの女の子(A子)が頭から離れなかった。自分の生きてきた人生のなかでとるはずのない選択肢をとってしまった。なんの脈絡もなくいきなり

デートに誘った。
駄目だった。
フラれた。
・・・

素晴らしく丁寧な断り方をされて、嫌いになることなどできませんでした。

仲のよかったK君がクラスの女の子2人と僕を誘って遊びに連れ出してくれた。福岡ドームに野球観戦に行って、カラオケに行って、朝まで騒いだ。それでも気が晴れなかった。その3人のおかげでギクシャクすることなく名も無き女の子A子とは普通に接することができた。感謝感謝である。ちなみに野球のチケット用意したの俺な。んでその後、K君は伊藤美咲似の子と付き合いだしたのな。

別に好きだったわけでも無いし、A子の良いとこをいってみてと問われても明確には答えれなかっただろう。振られるのなんてわかってたし、いきなり知らない人から遊びに行こうなんて声かけられてひょいひょいついていく女の子なんていませんよ。なぜか負けた気がした。痛烈な敗北感。

自分の身に着けていた記号をすべて捨てたくなった。

そんなこんなであーあーな大学生活がスタートした。運命の日はやってきた。

午前中の授業も終わって昼休み、時間があったので図書館にいった。本なんか読むわけはないけどとりあえずネット。周りは理系の人たちがレポートかなんかに追われてるのか知らないけどカチャカチャうるさいのは覚えてた。ふらふらとネットを漂っているとどこかの掲示板にたどりついた。

内容は
「○○鯖の○○が最強だろ。」
「いや、○○の××しらねえの?」
「○○鯖 龍討伐○○分達成!」

そんな内容だった。なんのことかわからないが、目が釘付けになった。話の内容からゲームのことなんだなとだんだんわかってきた。昼休みなんか余裕で終わった。午後の授業なにそれおいしいの?

家に帰ってpcの電源をつけて即効でYahooで検索した。
「LineageⅡ」

この日ルナに「Mr太郎」は誕生した。

そして僕は魔法にかかった。なにもかもが楽しかった。僕の欲しかったものすべてがそこにあった。その日から"リネだけがリアル"になった。

2009年5月17日

携帯に懐かしい人からの着信、大学時代の友人G君からだ。あーあー、どうせまた合コンでの自慢話だろ?しゃーねーなーでてやるか。こちとら魔方陣ソロでいそがしんですよっと。

G君「おうおう、太郎元気?笑笑笑いま東京組みで集まってのんどる笑笑笑」
太郎「おうおう楽しそうやな」
G君「ちょいある人にかわるけん」
太郎「あいあい」
K君「ういーーす、太郎元気?おまえいまなにしとるん?俺誰かわかる」
太郎「Kやろ?相変わらず楽しくニートやってるよw」
K君「相変わらずのんびりしとるな笑笑笑まあいいよ、やりたいことやりつくせよ笑笑笑」
「そうそう、お前にな。悲しいお知らせがあるんよ」

「お前の好きだったA子ちゃんな、もう結婚して子供もおるんよ」

太郎「なにが悲しいんだよwすっげめでたいやん。まじかー、凄いな。おめでとうっていわんといかんな」

K君「おまえまだ福岡おるんやろ?盆帰るけん一緒あそぼうや。みんな呼んでクラコン(クラスのコンパの略だっけかな)しよう。懐かしいな笑笑」

太郎「はいはいw」

その後も東京で就職してる同級生だった人と電話をバトンのようにリレーしてだいたい20分くらいは話してたと思う。Kと話した後のことは全部記憶にない。またあのときに感じた感情が蘇った。

狩を再開した。

だいたい僕は魔方陣のmob8割くらい引いてカバタリ槍で狩をしている。それを1エンチャで6回引いてる。電話を受けたあと6回中死なずに槍を振れたのは2回。英雄UDをつかったときとPTUDを使ったときの2回。あとの4回はうまくできなかった。次のbuffをかける気力はなかった。

頭の中はずっと同じことが駆け巡ってた。盆みんなで福岡でクラコンしたときにA子と向き合えるか。「いま太郎君なにやってるん?」ってきかれて「85のキャラ3つできたうぇうぇwww」いえるのだろうか。母親になって、子供を育てて、家庭を持ってる。生き方って人それぞれだし、結婚しなくても、子供いなくても、素晴らしい人生送ってる人なんて一杯いるんだと思う。この歳で人生語ろうなんて思わない。だけど、Kから電話で話した時、敗北感を感じた。まさに超えられない壁ってこういうことだなって思った。どうすれば向き合えるかなんて答えは無い。ただ、分かることはべスペル剣+16をつくっても、100Gアデナもってても、85のキャラクター10個もってても、今の僕では向き合えないなと思った。僕の今の環境だとずっとリネージュして遊んでても死ぬまではなんとかなるだろう。でも、自分から働きたいと思った。

Mr太郎をつくってからいままで一回も萎えたことが無かった。学校の研修とかで仕方なくログインできない日以外はずっとログインしていた。敵対にボロボロに殺されても、邪教どんだけ粘着されても、楽しかった。毎日が充実していた。

電話があってから一週間、僕はログインしなかった。電話があったその日に決めていた。一週間ログインせずにいられたら区切りをつけようと思った。魔法が解けた。

ちょっと僕、リアルってところでがんばってくるので、絶対就職してきます。そして絶対この世界に戻ってきます。それはリネージュ2なのかAIONなのかBlade&SoulなのかBlizzardの新作なのかはわからないけど、もう一回太郎をやりたいです。いま20歳くらいでニートでリネやってる人っていますかね?僕は今年で25歳になります。リネやってても本気出せば普通の生活くらいすぐできるようになるって証明してくるんで安心してリネージュやっててください。就職したら報告だけしにきます。

wayfarerは本当に飽きなかった。楽しませてもらいました。ありがとう。
あ、歌姫さん貸してたインペ重setはakizumiさんに僕からのプレゼントということであげてください。

まさかこの言葉を自分にかける日が来るとは思わなかった。
太郎へ
Have a nice real world.
URL :http://blog.plaync.jp/mmr/234603

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