アルストム、ブラジルで風力タービン製造工場を開設 年間300メガワットを生産

(2011年)

アルストム、ブラジルで風力タービン製造工場を開設
2011年12月03日
ブラジル北東部バイア(Bahia)州カマサリ(Camacari)工業団地に完成した風力タービン製造工場(c)ecool.jp/Alstom
フランスの重電・輸送機器大手アルストム(Alstom)は、ブラジルで風力タービン製造工場を開設した。ブラジル北東部バイア(Bahia)州のカマサリ(Camacari)工業団地に位置し、年間300メガワットを生産する。初期投資額は約2000万ユーロ。風力タービン製造工場建設は、エネルギーミックスにおける再生可能エネルギー技術の強化と開発途上国への出資というアルストムが掲げる世界戦略の一環。

アルストムはすでに水力発電市場で世界トップの地位を確立しており、世界の発電容量の約25%、ブラジル市場では約40%を占めている。また着々と風力発電技術、製品などの開発を行い、これまでに世界各国120カ所の発電所で、設備容量3000メガワット以上となる風力タービン2200基を設置している。

アルストムは今回のタービン製造工場開設に先立ち、バイア州で90メガワット規模の風力発電所とリオグランデ・ド・ノルテ(Rio Grande do Norte)州で3つの風力発電所の、2件の風力発電所の建設契約を受注している。

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