(社説余滴)韓国覆う窮屈さと不自由さ 箱田哲也【朝刊】

(2015年11月27日)

“ そんな昔話を思い出したのは、韓国検察当局が「帝国の慰安婦」を著した大学教授、朴裕河(パクユハ)さんを名誉毀損罪で在宅起訴したからだ。
元慰安婦は日本軍と「同志的関係だった」などとした著書の表現について、検察は「客観的事実に反した虚偽を記し」、「学問の自由を逸脱した」と判断した。
ものの見方や考え方については、多くの主張をぶつけあえばいい。だが検察が学問の領域に踏み込み、事実かどうかを判断したり、自由を制限したりするのはまったく別の重大な問題をはらむ。
最近の韓国の自由は、明らかに脅かされている。”

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