宮内庁長官に、西村泰彦が就任。

(2019年12月17日)

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宮内庁の長官に
新たに就任した西村泰彦氏が
記者会見し、

「皇室をお支えする
宮内庁の責任者として
微力ながら
全力を尽くして参りたい」

と抱負を述べました。

西村長官は64歳。

警視総監や
内閣危機管理監を歴任し、
平成28年9月から
宮内庁の次長を務めていました。

17日は、
午前中、皇居・宮殿で認証式に臨み、
天皇陛下の前に進み出て、
菅官房長官から
任命書を受け取りました。

そして、17日夜、
宮内庁で就任にあたっての記者会見に臨み、

「責任の重さに
改めて身の引き締まる思いがしています。

天皇皇后両陛下をはじめ、
皇族の皆様におそばでお仕えし、
わが国における皇室の重みを実感しました。

そうした皇室をお支えする
宮内庁の責任者として
微力ながら
全力を尽くして参りたい」

と抱負を述べました。

そのうえで、西村長官は、
安定的な皇位継承の確保などの課題をめぐり、
今後、政府で検討が始まると述べ、

「皇室の在り方は、
わが国の在り方に
大きな影響を与える重要な問題であり、
制度を運用する立場の宮内庁が、
今の時点で意見を述べることは差し控えたい」

としたうえで、

「政府が検討を進める過程で、
宮内庁としても
可能なかぎり協力をして参りたい」

と話しました。

一方、
長官を退任した山本信一郎氏も記者会見し、
在任期間中、
およそ200年ぶりの天皇の退位による
皇位継承が行われたことを振り返り、

「これを支えさせていただきましたことは、
大変光栄で、
2代の天皇皇后両陛下に
お仕えすることができましたことは
本当に幸せでした」

と話しました。

そして、皇位継承の前後で、
上皇ご夫妻への
感謝と敬愛の気持ちが
国民の中でうねりのように
大きくなっていったことや、
両陛下に寄せるお祝いの気持ちが
渦のように広がっていったことなどが
強く印象に残ったと述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191217/k10012218601000.html

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