【日刊ゲンダイ】加計問題に“笑撃”の新事実 BSL施設は高レベル病原体扱えず

(2019年08月14日)

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学園が“世界に冠たる”と主張した根拠は、
鳥インフルエンザや
結核菌などの病原体を扱う
バイオセーフティーレベル3(BSL3)に対応した施設を
導入すると決めたからだが、
その目玉施設に関して
新たな疑惑が浮上している。

問題は、
今年3月に公表された
岡山理科大の「安全対策マニュアル」。

BSL施設の安全基準について
「病原体等安全管理規定」(国立感染症研究所)を紹介しながら、

<レベル3、レベル4は、
岡山理科大学では
不可能な実験である>

と明記しているのだ。

今治市で加計問題を追及してきた
福田剛元愛媛県議がこう言う。

「学園は
“世界に冠たる”と大見えを切っておきながら、
高レベルの病原体を
扱えないことが明らかになりました。

BSL施設で
人獣共通感染症に関する
最先端研究ができると強調していましたが、
認可を得るための
アリバイづくりだったのでしょう。

学園側は住民との裁判で、
実験施設がテロに遭うかもしれないとの理由から、
設計図の開示を拒否しています。

BSL3施設が
ちゃんと導入されているのか
疑問を抱かざるを得ませんね」

加計学園は、
先端ライフサイエンス研究の推進や
地域での感染症対策などの条件を満たすことで、
特区を利用した獣医学部の新設を認められた経緯がある。

BSL1、2程度の実験は
他の獣医学部でも十分可能だ。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/260254/

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