【橋本内閣】「介護保険法」が成立。(応能負担から応益負担へ)
(1997年12月09日)https://ja.wikipedia.org/wiki/第2次橋本内閣_(改造)
かつて、介護サービスは
老人福祉制度と
老人保健制度に基づいて行われていました。
老人福祉制度では「応能負担」が用いられ、
世帯の収入によって
支払う利用負担額が異なっていました。
しかし介護保険制度が始まると、
「応益負担」が用いられるようになりました。
「応益負担」とは、
収入の差に変わりなく、
皆が同じ金額を支払うというシステムです。
サービスを利用する人が
利用額の1割(もしくは2割 2015年8月から)を負担する
というシステムに変わりました。
従来の応能負担であれば、
どのような介護サービスを受けたとしても、
収入に応じた負担しか求められなかったため、
所得が少ない世帯や重度の介護者がいる家庭でも
安心して介護サービスを利用することが可能でした。
「応益負担」に移行したことで
所得が多い世帯では負担が減ったのに対し、
所得が少ない世帯では
介護サービスを受けることが負担になっています。
結果としてサービスを受けることができない、
受ける回数を減らさざるをえない、
という状況が起きています。
https://ipsjinzai.jp/column/care/負担増大?応能負担から応益負担への移行による/
141衆議院/本会議 (1)平9.12.92採決
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