【フランス】武漢に渡航歴のある2人の感染が報告される。(同国の公式発表では初の症例)

(2020年01月24日)

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仏パリの病院が
昨年末に採取していた入院患者の検体から、

新型コロナウイルスが
新たに検出された。

同国で最初の感染例が報告される数週間も前から、
新型ウイルスが存在していたことになる。

パリ北郊の
セーヌサンドニ県にある
病院の集中治療専門医らが3日、
抗菌薬の専門誌IJAAに発表した。

同病院のチームは

昨年12月2日から
今年1月16日までの間に
インフルエンザのような症状で入院し、

最終的に
インフルとは診断されなかった患者らについて、
凍結保存されていた検体を調べた。

その結果、
アルジェリア生まれの男性(42)から採取していた検体で
新型ウイルス陽性の反応が出た。

男性は
長年フランスに住み、
魚売りの仕事をしてきた。

外国旅行は
昨年8月に
アルジェリアを訪れたのが最後で、
中国に行ったこともなかった。

男性の子どものうち1人も
体調を崩していたという。

チームは、
この患者に
中国とのつながりや渡航歴がないことから、
12月末の時点で
フランス国内に
感染が広がっていたことがうかがえる
と指摘する。

同国の公式発表としては1月24日、
中国・武漢市への渡航歴がある
2人の感染が報告されたのが初めてだった。

欧州で最大の被害が出たイタリアでも、
1月31日に
ローマで中国人観光客2人の感染が確認されたのが
初の症例とされる。

国内での感染例は
2月末になって
北部コドーニョで報告された。

新型ウイルス感染が
最初に確認されるより前から
感染者や死者が出ていたかどうかについては、
米国でも同様の研究が始まっている。

https://www.cnn.co.jp/world/35153330.html?ref=rss

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