【中国】対米追加関税を、1年間免除すると発表。

(2020年02月18日)

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中国政府は18日、
豚肉や大豆、液化天然ガス(LNG)、原油など
主要な製品を含む696品目にかけた対米追加関税について、
適用を1年間免除すると発表した。

中国は
新型肺炎の影響で経済が低迷し、
通商協議で約束した巨額の対米輸入目標の
達成が危ぶまれていたが、
適用除外で輸入を促し、
達成の可能性を高めるための措置とみられる。

中国は1月に
米国との間で調印した第1段階の合意で、
2017年の輸入実績に加えて
20年、21年の2年で
2千億ドル(約22兆円)と
巨額の輸入を約束した。

だが、
新型肺炎の影響で経済が低迷し、
約束通りの輸入が難しいとみられていた。

例えば、20年は
石油やLNGを含むエネルギー製品を
17年実績からの追加分だけで
185億ドル分輸入する必要があった。

しかし、国有エネルギー大手は、
逆に輸入の削減に動き出した
と伝えられていた。

追加関税を免除された業者にとっては
米国から対象物を輸入しやすくなり、
輸入目標の達成には追い風だ。

中国政府関係者は

「今後徐々に
免除対象が増える想定はできたが、
一度にこれほどの品目が対象となったのは、
新型肺炎による影響と関係がある」

との見方を示した。

https://www.asahi.com/articles/ASN2L63TNN2LUHBI023.html?ref=tw_asahi

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