【毎日新聞】厚労省のホームページで、外国語情報の誤訳が多発。

(2020年02月07日)

english_smartphone_honyakuki.png

新型コロナウイルスによる肺炎に関し、
厚生労働省が
ホームページで発信する外国語の情報に
誤訳が多く、

「これだけ外国人が増えているのに
お粗末では」

とあきれる声が上がっている。

厚労省はホームページに

「新型コロナウイルス感染症について」

と題する特設ページを設け、
一般の人向けに
医療情報や発生状況、
行政の対応などを掲載している。

英語、中国語、韓国語に対応し、
画面上のボタンで
言語を選べる。

しかし、例えば

「手洗いが重要」が
韓国語で「トイレが重要」、

「水際対策」が
中国語で「水辺の対策」と

誤訳されている。

韓国語も
「物価の対策」とも読めるという。

「入国される人」という敬語は
中、韓両国語とも
「入国を受ける人」と
受け身に訳されている。

自動の機械翻訳で
そのまま発信しているため、
全体的に不自然な表現が多い。

名古屋市千種区の中国人留学生、
陳悦さん(34)は

「日本政府の情報は
信頼しているだけに
残念です」

と話す。

厚労省は

「機械的な翻訳に頼っており、
内容に指摘があることは承知している。

情報の更新が多く、
人手がない中で
どういう方法がよいか
検討中」

としている。

外国人住民の多い
名古屋市の名古屋国際センターでは、
新型肺炎に関するホームページの情報発信に
日本語以外に8カ国語で対応。

「不安を軽減するためには、
一刻も早い情報提供が必要」

と、
専門スタッフが
最優先で翻訳にあたっているという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200207-00000086-mai-soci

コメント