NYダウが一時1,190ドル以上も下落し、(史上最大の下げ幅)日経平均も一時1,000円以上も下落。

(2020年02月28日)

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NYダウ1190ドル急落、下げ幅過去最大 新型コロナで

2020年2月28日 1:03 (2020年2月28日 7:35 更新)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
米市場がリスク回避姿勢を強めている。

27日の米株式市場で
ダウ工業株30種平均は
前日比1190ドル95セント安の
2万5766ドル64セントで取引を終えた。

下げ幅は過去最大を記録した。

一方、
安全資産とされる米国債や金が買われ、
長期金利は
過去最低を更新した。

米企業が
業績予想の未達を相次ぎ公表し、
実体経済が
停滞する懸念が広がっている。

ダウ平均は6日続落。

6日間の下げ幅は3581ドルに達した。

12日につけた過去最高値(2万9551ドル)からの下落率は10%を超えた。

2019年8月23日(2万5628ドル)以来、
半年ぶりの安値となった。

安全資産とされる米国債や金は買われた。

米債券市場では長期金利の指標となる
10年物国債利回りが1.24%台に下がり、
過去最低を更新した。

金のニューヨーク先物価格は
一時1トロイオンス1660ドルを超え、
約7年ぶりの高値圏につけた。

原油は
需要減の懸念から売られ、
ニューヨーク原油先物相場は
期近の4月物が
前日比1.64ドル(3.4%)安の
1バレル47.09ドルで取引を終えた。

米企業が
新型コロナが業績を下押しすると
相次ぎ公表し始めたことも
投資家心理を冷やしている。

米マイクロソフトは26日、
基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」など
パソコン関連部門の1~3月期の売上高が
従来予想に届かない見込みと公表した。

アップルも
供給面の遅れから
1~3月期の売上高予想が
「達成できない見込み」としている。

27日に
マイクロソフト株は7%、
アップル株は6.5%
それぞれ下げた。

売上高予想の未達を
27日に公表した決済サービス大手のペイパルは、
新型コロナで
「国をまたいだネット通販の決済が減る」
と説明。

クレジットカード大手の米マスターカードも、
新型コロナが
売上高の増加率を
2~3ポイント押し下げるとした。

在中国の米国商工会議所は27日、
中国に拠点を置く会員企業約170社に対する
調査結果を公表した。

新型コロナの拡大が
8月末まで収束しなかった場合
「中国での20年の売上高が半減する」
と答えた企業が2割に上った。

米ゴールドマン・サックスは同日、
新型コロナの広がりが米企業業績を圧迫し、
20年の1株当たり利益の増加率が
ゼロになるとの試算を公表。

市場は
新型コロナの動向と
企業活動への影響を注視している。

欧州市場でも
リスク回避の動きから
株式への売りが膨らんでいる。

27日のロンドン株式市場で、
FTSE100種総合株価指数が
前日比246ポイント安の6796となり、
約1年1カ月ぶりの安値で引けた。

鉄鋼や航空会社や旅行など
幅広い業種の株式が売られた。

ドイツのフランクフルト株式市場では、
ドイツ株式指数(DAX)が6日続落し、
前日比407ポイント安の12367で終えた。

約4カ月半ぶりの安値で、
航空のルフトハンザやドイツ銀行など、
構成銘柄のほぼ全てが値下がりした。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56157730Y0A220C2MM8000/

「新型コロナ恐慌」の声も出ています。

日経平均株価の下げ幅が
再び1000円を超えました。

新型コロナウイルスの感染拡大で
世界的な株安が止まりません。

27日、
ニューヨーク株式市場では
ダウ平均株価が
史上最大の下げ幅を記録しました。

日経平均株価も急落し、
27日より805円安い
2万1142円で取引を終えました。

下げ幅は一時、
1000円を超える場面もありました。

今週だけで
下落幅は2200円を超えていて、
市場関係者からは

「このままでは『コロナ恐慌』だ」

という声も出ています。

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