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中国山東省威海市は
25日から、
日本と韓国からの入国者全員を、
無料で指定のホテルに宿泊させ、
14日間経過観察すると発表した。

新型コロナウイルスの
流入防止を目的とした
強制的な措置。

日韓両国での
感染者増を受けて
立場が逆転した形だ。

山東省は、
黄海を挟んで
距離的にも近い韓国との往来が活発。

同省内では
青島市が
すべての入国者を対象に
24日から、
発熱など症状がある場合は
強制隔離するほか、

症状のない場合も
居住先に個別に送り届け、
14日間の経過観察を義務付けた。

出張者や旅行者など
短期滞在者は
指定のホテルに宿泊させる。

煙台市も25日、
青島市と
ほぼ同様の措置を決めた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022501200&g=int

新型コロナウイルスの感染者が最も多い中国で
一部の自治体が日本と韓国からやってきた人々を
一定期間、事実上、隔離すると発表しました。

一体、なぜなのでしょうか。

気になるのは
中国メディアの

「一部の国の予防対策が遅れていて心配だ」

という記事。

環球時報の社説。

対策が遅れている国には
我々も含まれています。

これに

「初期防疫の失敗で
世界的な災害を招いた中国が
被害者を非難している」

と韓国の新聞が反応しました。

新興宗教団体の教会などで
集団感染が起きた韓国。

感染者は
25日より284人増えて
1261人に達しています。

北京と韓国を結ぶ便は
3分の1に減ったといいます。

中国の一部の都市では
事実上の隔離措置も始まっています。

吉林省延吉市では
入国した人を14日間、隔離します。

この空港に乗り入れている国は
韓国だけです。

日本も名指しされています。

山東省威海市では
一部の国から来た人に
ホテルに14日間、滞在することを
義務付けました。

対象国は
日本と韓国などとされています。

中国のSNSには

「韓国、日本から帰ってきた人は立ち入り禁止」

という写真も。

強気ともとれる中国。

しかし、
それを吹き飛ばすような話も浮上しました。

回復したのに
再び「陽性」になる人がいる
というのです。

中国本土では
これまでに3万人弱が回復したとして、
退院しています。

そんななか、
強まる日本や韓国への風当たり。

今後、どうなっていくのでしょうか。