【東京都医師会】「6週間みんなで頑張れたら、東京は大きく変わります。」
(2020年04月05日)尾崎 治夫
4月5日 17:03
東京都医師会 会長からのお願い 第2弾
「もしも6週間みんなで頑張れたら」
恐れていたことが、
ますます現実に近づいているような気がします。
昨日4日には、
初めて118名と
三桁台に感染者が増えました。
今日は、143名で
更に増えています。
皆さんの自粛行動が緩んだ
3連休の数字が
見事に出ているような気もします。
国は、全国的には…と言って、
いまだに緊急事態宣言をしていただけません。
東京都医師会としては、
医療界としては、
これまでになく危機感を強めています。
「医師会独自で緊急事態宣言」を
明日にでも出すつもりです。
そこで改めて、
都民(そして東京周辺の県民)の皆様にお願いです。
世界中の人々が
新型コロナ感染症で苦しんでいます。
日本でも多くの人が苦しんでいて、
これまでみんなで
自粛しながら頑張ってきました。
でもなかなか患者さんの数が減ってきません。
多分それは
日本という国が自由で、
それぞれの判断に任されているためだからと思います。
そして、いよいよ
歯止めが効かなくなって
感染爆発(オーバーシュート)の可能性が出てきました。
自由は日本のいいところだと思っていますが、
このままでは自粛どころではなく、
都市閉鎖(ロックダウン)やら、
本当に窮屈になってしまうことも
ないとは言えません。
そこで東京都医師会からのお願いです。
皆さん想像してみて下さい。
『新型コロナウィルス感染症に、
もしも今この瞬間から、
東京で誰一人も新しく感染しなかったら、
2週間後には、
ほとんど新しい患者さんは増えなくなり、
その2週間後には、
ほとんどの患者さんが治っていて、
その2週間後には、
街にウィルスを持った患者さんが
いなくなります。』
だから今から6週間、
皆さんが誰からもうつされないように頑張れば、
東京は大きく変わります。
もちろん、みんなで頑張ってみても、
すでに起きているクラスターからは
患者さんが出現するでしょうし、
外国からだけではなく、
東京に持ち込まれてくる可能性はあります。
でもそれに対応する方法はあります。
だから東京都内で、
近くの人や人混みで移されないようにしさえすれば、
東京は大きく変わり、
窮屈な自粛から解放されることになります。
たった6週間です。
誰からもうつされないように頑張りましょう。
長い文ですが、
最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
東京都医師会の
心からのお願いでした。
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