【厚生労働省】感染者の退院基準を、緩和する方針を固める。
(2020年04月01日)東京などで
新型コロナウイルスの感染者数が急増する中、
厚生労働省は
重症の患者の治療を優先するため
症状が改善した人の退院を認める基準を
緩和する方針を決めました。
東京など
新型コロナウイルスの感染者数が急増している地域では
医療の供給体制がひっ迫しつつあり、
政府の専門家会議は
1日出した提言の中で
重症の患者を優先して治療する必要があるとして、
症状が軽い人は
自宅や宿泊施設で療養することも検討すべきだ
と指摘しました。
これを受けて厚生労働省は、
症状が改善した人の退院を認める基準を
緩和する方針を決め、
具体的な内容について
検討を始めました。
現在の基準では
24時間にわたって
37度5分以上の発熱がなく、
呼吸器症状が改善傾向にある人について、
2回続けてウイルス検査で陰性だった場合、
退院が認められています。
これについて
専門家会議のメンバーは
取材に対し、
ある程度症状が治まった段階で
患者を自宅や宿泊施設などに移すことに加え、
必要とする検査の回数を減らしたり
検査を無くしたりすることも検討すべきだ
と指摘していて、
厚生労働省は
こうした考え方も踏まえ、
新たな基準を策定することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200402/1000046617.html
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