【香港大学】類似のウィルスが、センザンコウの仲間から発見されたと発表。

(2020年03月26日)

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中国の研究者らは、
世界的に感染の拡大が続く
新型コロナウイルスに類似したウイルスが、
体がうろこで覆われている珍しい哺乳類
「センザンコウ」の仲間から発見された
と発表しました。

コロナウイルスが自然界に広がるうえで
センザンコウが重要な役割を果たしている可能性がある
と指摘しています。

26日付けのイギリスの科学雑誌
「ネイチャー」に掲載された論文によりますと、
香港大学と広西医科大学の研究者は、
2017年から去年にかけて
中国に密輸され、
当局に摘発された東南アジアに生息する
「マレーセンザンコウ」31匹のうち8匹から、
世界的な感染拡大を起こしている
新型コロナウイルスと類似したウイルスを発見しました。

マレーセンザンコウから見つかったコロナウイルスと、
新型コロナウイルスは、
遺伝子の配列が
85%から92%の割合で
一致していたということです。

これまでの研究から、
これらのコロナウイルスは、
もともとコウモリの仲間が持っていたと考えられていますが、

今回の研究で
新たにセンザンコウの仲間からも
高い頻度で見つかったことから、

自然界にコロナウイルスが広がるうえで、
センザンコウが重要な役割を果たしている可能性がある
と指摘しています。

また、研究者らは、
野生動物の取り引きは
自然界にあるウイルスを
人間に感染させるリスクを高めるとして、
市場での販売を厳重に禁止すべきだ
としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200327/k10012352741000.html

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