【ニュージーランド】クラーク元首相「我々の勝因は、WHOの反対を無視し、中国との往来を禁止したからだ。」
(2020年05月02日)新型コロナウイルスの
感染封じ込めに成功したとされる
ニュージーランド(NZ)の
ヘレン・クラーク元首相は
2日までに、
初期段階で
中国やイランからの
渡航禁止に踏み切ったことが
感染拡大の阻止に奏功した
との見方を示した。
英国BBCラジオとの
会見で述べた。
ニュージーランドは
世界保健機関(WHO)が
感染対策として
渡航制限に異論をはさむ段階で
これらの入国禁止措置を発動させていた。
元首相は
この中で、
WHOの立場について
組織運営に絡む
地政学的な問題が
多く関係しているのだろうと推測。
渡航制限に同調した場合、
諸国から
十分な協力を得られないと
判断したのかもしれない
と続けた。
その上で
2月初めの段階で
中国からの入国を、
その後に
イランからの入国を認めず、
3月には
帰国するなどしたニュージーランド国民への
より厳しい規制を講じたことが
効果を生んだと
言い切るのにちゅうちょしないと強調。
ニュージーランドの感染対策は
着実な成果を示し、
先月27日には
新規感染者は
わずか1人を記録していた。
クラーク氏は
1999年から2008年まで
ニュージーランドの首相に在任。
退任後は
国連開発計画(UNDP)の総裁を
8年間務めた。
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