【高野孟】「安倍政権が不調なのは、創価とのパイプ役の菅を排除しょうとしたから。」(創価の雑誌でおなじみ)

(2020年04月21日)

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「安倍一強」と言われてきた政権が
なぜこれほど無様なことになってしまったのか。

致命的な要因は、
昨年9月の人事で
首相秘書官の肩書で満足仕切れなかった今井尚哉が
首相補佐官をも兼任して官邸を取り仕切る権限を得、
菅義偉=官房長官を
意思決定システムから排除しようとしたことである。

安倍政権がこれほどまでに長続きしてきた最大の要因は、
良かれ悪しかれ、菅のいかにも旧自民党の党人派的な
人脈管理術に基づく根回し能力であり、
菅がいればこそ二階=幹事長や
公明党の山口那津男=代表とのパイプも繋がっていた。

また菅と
その脇を離れない警察出身の杉田和博=官房副長官とは
全省庁に目配りをし、
その政策と人事の動きを情報管理していた。

このようにして、
菅を無視したことで
二階にも山口にも話が行き渡らず、
結果として安倍首相が大恥をかくことになった。

さて、これから二階や山口は、
どういうタイミングで
安倍首相を見限ることになるのだろうか。

https://www.mag2.com/p/news/449228/2

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