【千葉県】「死者」の半数以上が、2つの介護施設の入所者だったと発表。

(2020年04月29日)

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千葉県は、
これまで県内で
新型コロナウイルスに感染して
死亡した人のうち17人が、

集団感染が発生している
2つの高齢者介護施設の
入所者だったことを
明らかにしました。

千葉県内では
今月に入って、

介護老人保健施設の松戸市「あきやまの郷」と、
市川市「市川ゆうゆう」などで
新型コロナウイルスの集団感染が確認されています。

千葉県はこれまで
施設内で死亡した人の正確な数などについて
説明してきませんでしたが、

28日に会見を行い、
これまで県内で亡くなった31人のうち
半数以上の17人が
この2つの施設の入所者だったことを
明らかにしました。

それによりますと、

「あきやまの郷」では、
感染が確認された入所者29人のうち、
これまでに13人が亡くなった
ということです。

このうち、
施設内で亡くなった人は11人、
医療機関に搬送されたあとに亡くなった人は2人で、
いずれも70代以上だということです。

さらに、
施設内で亡くなった11人のうち、
8人は家族が延命措置を希望せず、
2人は救急搬送しないという同意を得ている人だった
ということです。

現在は
依然として12人が
施設内にとどまって治療を受けていて、
入院を調整している人もいる
ということです。

一方、
「市川ゆうゆう」では
感染が確認された入所者16人のうち、
80代以上の男女4人が、
いずれも施設内で亡くなった
ということです。

もともと
循環器系などの
基礎疾患のある人たちが多いということです。

千葉県は

「これ以上、
こうした施設での感染が
これ以上広がらないよう、
対策の徹底を呼びかけたい」

としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200428/k10012409711000.html

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