【埼玉県】自宅待機中だった50代男性が死亡。(同県では半数以上が自宅待機中)
(2020年04月21日)新型コロナウイルスに感染した埼玉県の男性が
自宅待機中に死亡した問題で、
死亡の前日に
男性が
「少し息苦しいが、
今は大丈夫」
などと
保健所に話していたことが分かりました。
埼玉県白岡市の
50代の男性は
軽症だとして
自宅待機中に
容体が急変し、
死亡しました。
その後の
県の関係者への取材で、
死亡する前の日の夜、
男性が
保健所の担当者に
「38度を超える熱がある」
「少し息苦しいが、
今は大丈夫」
などと
電話で話していたことが分かりました。
これに対し、県は
「今は大丈夫」という言葉を受けて
夜の間の入院を見送り、
翌日に入院させる方針だった
ということです。
埼玉県は
自宅などで待機している人のために、
脈拍数を測る機械を配る
などの対策を検討しています。
新型コロナウイルスに感染し、
自宅待機中だった
埼玉県内の50代の男性が
死亡した問題で、
埼玉県は死亡の前日、
男性が保健師に対し、
体調の悪化を訴えていたことを明らかにしました。
県は、
男性の症状に
緊急性が認められなかったため
すぐに入院させる措置は取らなかった
としています。
この問題は
新型コロナウイルスへの感染が分かった
埼玉県白岡市に住む
50代の会社員の男性が、
自宅待機中の21日
死亡したものです。
これについて埼玉県は、
22日夜の会見で、
男性が死亡の前日、
健康確認のため
連絡を取った県の保健師に対し、
体調の悪化を訴えていたことを
明らかにしました。
そのうえで
「定期的に連絡を取り
情報の把握をしていたが、
緊急性は認められず、
急変の兆候は見られなかった」
として、
その日は入院させず
翌日入院してもらう予定だった
と説明しました。
埼玉県の担当者は
会見で
「今後、健康観察をきちんと行い、
このようなことが起きないよう
努めていきます」
と述べました。
埼玉県内では、
病床がひっ迫していることなどから、
21日までに感染が確認された686人のうち
半数以上の349人が
自宅での待機を余儀なくされています。
官房長官「自宅療養者数は今後把握」
菅官房長官は、
午前の記者会見で、
軽症だとして
自宅待機中だった埼玉県の男性が
死亡したことに関連して
「自宅で療養している人の数は
現時点では把握しておらず、
今後把握していく。
それぞれの県でも
基本的にホテルを用意しているので、
軽症者は
ホテルに入ってもらう
という方向であることも聞いている」
と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、
病院以外で死亡した感染者数も、
今後把握していく考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200423/k10012401321000.html
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