【厚生労働省】西浦教授「感染者は、発表の少なくとも10倍を超える。」
(2020年04月24日)北海道大学の西浦博教授は24日、
報道各社の取材に応じ、
現在の日本での
感染者数の推計について
「今の患者数というのは
明らかに氷山の一角だ」
と訴えた。
西浦教授は
厚生労働省のクラスター班のメンバーで、
「人との接触の8割減」を唱えた人物だが、
この日は
役職に囚われない
「個人」としての見解を述べる
と前置きした上で語った。
西浦氏は
「自宅療養している人、
症状が発現していても
病院に行くほどではないから
自分で我慢している人、
あるいは症状を発現せずに
感染している人もいるので、
患者というのは
報告されているのは
氷山の一角であることは間違いない」
とした。
西浦氏は、
世界保健機関(WHO)の
事務局長上級顧問、
渋谷健司医師が
日本の感染者数は
確認されている数の
10倍はいるのではないか、
と主張していることに対しての
見解も問われた。
これに対し、西浦氏は、
今年2月に
北海道で
新型コロナウイルスが感染拡大した時期に、
道内の感染者数を推計したところ
900人を超えており、
「それはだいたい
確定患者の10倍程度」
だったという。
そして、
「現在も10倍が
そのまま適用できるか。
むしろ、
それより大きい可能性があると考えている。
少なくとも
10倍を超える感染者がいる
と認識はしている」
と続けた。
慶応病院の「患者6%陽性」詳細検討が必要
また、
慶応大学病院が、
新型コロナウイルス以外の治療のために来院した患者67人に対して
PCR検査を行ったところ、
うち4人(約6%)が陽性だった
と発表したことについても
質問が出た。
西浦氏は
「どのような背景の人たちが
どうやって紹介されて来たのか、
の詳細が分からない。
それだけで
コミュニティの伝播を反映しているかどうか
僕の中でも分からないが、
コミュニティの伝播を示唆するデータ」
と詳細を検討する必要がある
との認識を示し、
「とても母数が少ないデータなので、
どこに真実があるのか
追加で検討したい。
ただ
大変貴重な情報だと思う」
と述べた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200424-00010009-wordleafv-soci
- このできごとのURL:
コメント