新潟県の企業が、次亜塩素酸水の長期間の安定に成功。

(2020年04月29日)

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除菌や消臭などに使われている
次亜塩素酸水は、
新型コロナウイルス対策について
有効性も期待されています。

新潟県内企業が
独自の技術で製造した次亜塩素酸水が、
医療機関で注目されています。

除菌力や消臭力が強い
という特徴がある
次亜塩素酸水について、

新潟大学大学院の
榛沢和彦特任教授らが
新型コロナウィルス対策としても
使用を勧めています。

【新潟大学大学院 榛沢和彦特任教授】

「空間、床、壁のウイルス量を減らす。

緊急事態で
少しでもウイルスを減らすときに
使えるアイテム」

次亜塩素酸水は
安全性が高く、
食品製造工場で野
菜の洗浄などにも使われています。

しかし劣化が早く、
すぐに使い切らないと
効果が薄れてしまうのがデメリットでした。

その問題を解決したのが、
新潟市西区に本社がある
「ユニトライク」です。

【ユニトライク 村上秀樹社長】

「作るとすぐに分解していくのが
次亜塩素酸水の特徴だったが、
長期間の安定に成功した」

「ユニトライク」が製造している
次亜塩素酸水が、
「ジーミスト」です。

詳しい製造方法は
企業秘密だそうですが、

独自の技術が認められて、
世界で初めて製法特許を取得。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って
ジーミストの除菌力と消臭力が注目され、
全国の医療機関などからの注文が相次いでいます。

新潟市東区の岡田歯科医院です。

歯科医院では
治療中に患者がマスクを外すため、
感染リスクが高いとされています。

このため岡田医院では、
除菌対策を強化して
診察にあたっています。

【岡田歯科医院 岡田朋子院長】

「ジーミストで
患者さんが座った後、
必ず空間を含めて噴霧している。

衣類にも使えるので、
スタッフや私の体にも
診察が終わるごとにかけている」

待合室では
常時、ジーミストを噴霧して
空間除菌を徹底しています。

【岡田歯科医院 岡田朋子院長】

「少しでも
安心安全な環境で
治療をしないといけない時期なので、

一つのツールとして
ジーミストは
とても助かています」

【ユニトライク 村上社長】

「非常にたくさん
お問い合わせをいただいているので、
少しでも役に立てられればうれしい」

ジーミストはこれまで、
企業や医療機関など
業務用の販売がメインでしたが、

ユニトライクでは
一般家庭に販売できるよう
増産体制を強化していくとしています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00000009-ohbsn-l15

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