【日刊ゲンダイ】退院後も、咳と胸の圧迫感は変わらず、肺は元に戻らないと実感。
(2020年05月06日)実業家の渡辺一誠さん(40)は
新型コロナ陽性と診断され、
病院で2週間の隔離生活を送った。
「これで軽症というのか」
と思うほど過酷だったという。
退院から20日ほど経ちましたが、
咳と胸の圧迫感は変わりません。
損傷した肺は
元に戻らないと実感しています。
入院でつらいのは
高熱が続き、
いつこの状態が終わるか
わからないことです。
普段から体を鍛えている私は
健康に自信がありました。
しかし、
8日間連続の
39度以上の高熱は
こたえました。
十分な睡眠は取れず、
味覚障害から食欲が湧かず
水しか飲めない。
「これでなぜ軽症なんだ」
と何度も思いました。
終わりが見えないことも
しんどかったですね。
私は入院中に
「遺書」を書き、
弁護士に
後のことを相談するほど
追い詰められました。
友人に感染させたのではないか、
という罪悪感もありました。
発熱する前日に
会食した5人のうち
3人は検査で陽性となり、
陰性だった友人の周りの人を含めて、
さらに4人の感染が確認されたからです。
感染源は
私以外かもしれないと
思えるようになったのは
退院してからです。
もし感染したら
事情が許せば
病院や
自治体指定の隔離場所で
過ごした方がいいでしょう。
この病気は
病状が急変することがあります。
医師らが待機している方が安心です。
食事の心配もありません。
無理な人は、
病院で
カロナール(解熱鎮痛剤)を処方してもらい、
咳止めと、
アイスノンを
3つほど用意しておくといいと思います。
感染後
どのような経過をたどるかを
調べておくといいでしょう。
ベストは感染しないこと。
私は
こんな苦しい思いは
二度とごめんです。
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