【東京大学先端科学技術研究センター】都内の抗体検査の結果は0.6%が陽性。(推定約8万3880人が感染)

(2020年05月15日)

hyouzan_ikkaku.png

東京大先端科学技術研究センターの
児玉龍彦名誉教授
(がん・代謝プロジェクトリーダー)らのチームが、

東京都内の
新型コロナウイルスの感染状況を調べるために実施した抗体検査で、
0.6%が陽性だったことが
15日、明らかになった。

東京都の人口推計(1398万人)に基づき計算した場合、
約8万3880人が感染しており、

検査時に
東京都が公表していた感染者数の
約18倍が感染している計算になる。

東京大や慶応大、大阪大などでつくる
「新型コロナウイルス抗体検査機利用者協議会」の
大型プロジェクトの一環。

抗体検査では、
血液中のたんぱく質の
「抗体」の有無を調べることで、
新型コロナの感染歴が分かる。

国内では、
無症状の人や軽症者が
検査を受けずに回復しており、

感染がどこまで広がっているかが
正確には分かっていない。

臨床検査の民間大手「LSIメディエンス」の協力を得て、
都内の医療機関で
5月1~2日に採血し
検査に使った500人分の残余検体を、
学内の倫理委員会の承認を受けて活用。

全自動で
抗体量を測定できる大型機器を使って
東京大アイソトープ総合センターの
川村猛准教授らが解析し、
3人が陽性だった。

https://mainichi.jp/articles/20200515/k00/00m/040/100000c

コメント