【シンガポール】感染者数が、2万人を突破。(東南アジアで最多。2週間で倍増)

(2020年05月06日)

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シンガポールの
新型コロナウイルスの感染者数が6日、
2万人を超えた。

手狭な寮に住む
外国人労働者の間で
爆発的な感染拡大が続いており、
感染者数は
東南アジアで最多だ。

政府は
検査の強化と
濃厚接触者の追跡の徹底によって
早期の抑制を目指すが、

感染が収束する兆しは
みえていない。

政府の発表によると、
6日に新たに788人の感染が分かり、
累計の感染者数は2万198人になった。

4月22日に
1万人を超えてから、
わずか2週間で感染者数が倍増した。

このうち9割近くは
専用寮に住む低賃金の
外国人労働者だ。

最近では
1日あたりの新規感染者が
1ケタにとどまることもある
シンガポール国民との格差が
際立っている。

感染の分布が偏っているのは、
外国人労働者が
「3密(密閉・密接・密集)」の条件がそろった
狭い寮に押し込められているためだ。

10人程度が
大部屋に住むのが当たり前で、

トイレやシャワー、
キッチンなどの施設も共有だ。

予防措置には
おのずと限界があり、

政府が
外国人寮の隔離に乗り出した時には
既に感染がまん延していた。

政府は連日、
3千人近くの外国人労働者の検査に乗り出し、

感染者の特定と
感染規模の把握を急いでいる。

無症状の人も対象にした、
こうした大規模な検査が一巡するまで、

感染者数は
今後も高止まりする可能性が高い。

その後に
新規感染者数が減り始めても、

居住環境を改善して
再発のリスクを減らす必要があり、

外国人労働者への対応は
長期戦が必至だ。

国民の間での感染を早期に減らすため、
感染経路の割り出しや
濃厚接触者の特定も強化している。

政府は3月に
感染者と接触した人を割り出すための
アプリを開発したが、

米アップルと米グーグルの協力を得て、
このアプリの使い勝手を高める。

感染経路を特定できない事例を
できるだけ減らし、
封じ込めにつなげる狙いだ。

政府は
新型コロナの感染抑制を目的に、

6月1日まで
国民の外出を厳しく制限する措置を続ける。

大半の職場を閉鎖することによる
経済への悪影響も大きく、

政府は
制限措置を延長する事態を
避けたい考えだ。

ただ、
5月中に
感染のリスクが減ったといえるほど
感染者数が減少するかは不透明で、

経済の段階的な
再開が遅れる懸念は消えていない。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58795130W0A500C2EAF000/

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