【日本東洋医学会】葛根湯が効くのか、医療機関に症例の報告を呼び掛ける。
(2020年05月10日)日本東洋医学会は10日までに、
新型コロナウイルス感染症やその疑いのある患者に対し、
医師が処方した葛根湯などの漢方薬や、
解熱鎮痛薬などの対症療法が
その後の重症化の有無とどう関連があるか調べるため、
医療機関に症例の報告を呼び掛けた。
同学会は
1000例規模を集め、
統計的に解析する。
症例募集は
医療機関が対象で、
同感染症(疑いを含む)患者に対し、
熱やせきなどを抑えるための対症療法として投与した薬の内容、
受診開始から14日目までの症状の推移と、
重症化(酸素投与)の有無などの情報提供を求めている。
研究事務局の
東北大病院漢方内科の
高山真・准教授は
「感冒症状に処方する漢方薬には
抗炎症・抗ウイルス効果、
免疫調整作用などが報告されているものもあり、
新型コロナウイルス感染症でも
一定の効果が期待できる可能性がある」
と説明。
その上で、
漢方薬を希望する際には
医師や薬剤師と相談した上で
内服するよう呼び掛けた。
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