西村担当大臣が、大企業支援への出資枠を拡大する考えを示す。
(2020年05月10日)西村康稔経済再生担当相は10日、
NHKの番組に出演し、
日本政策投資銀行の
大企業向け出資枠について、
「どんなことがあっても
日本の企業を支えることができるよう
拡大することも考えていきたい」
と述べた。
新型コロナウイルスの感染拡大により
財務基盤が脆弱(ぜいじゃく)になった大企業への
支援強化策を検討する考えだ。
日本商工会議所の三村明夫会頭は
同番組で、
「(大企業である)親会社が
健全な形で存続してもらうことが、
中小企業の存続のために
非常に重要」
と指摘した。
政投銀の大企業支援をめぐり、
政府は既に4000億円規模の
追加の出資枠を設けている。
西村氏は
番組後の記者会見で、
欧米経済の落ち込みが大きい状況を踏まえ、
「(企業支援策の強化が)
今後必要となってくる可能性もあり、
必要な枠は用意したい」
と強調した。
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