【東芝】ランディス・ギア社を買収
(2011年)東芝は2011年に
スイスのスマートメーターメーカーであるランディス・ギア社を
1900億円で買収しました。
スマートメーターというのはIT化によって電力をデジタルで計り、
メーター内に通信機能を持たせた電力量計のことです。
ランディス・ギアの「のれん」は1432億円ですが、
2月12日の日経電子版では「16年度上期の連結業績は売上高が前の期比9%減の845億円。
営業利益は44%減の34億円だった」と報じています。
(「東芝、スイス電力計大手でも減損 11年に1900億円で買収」2017/2/12 )
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12813260R10C17A2TJC000/
ランディス・ギアは世界最大手なので、これもまた巨額の買収案件ですが、
不首尾に終わった結果が決算日前に報じられています。
スマートメーター技術は原発ほどの逆風を受けているわけではありませんが、
営業利益が大幅に減少しているので、その前途が危ぶまれています。
http://www.johoseiri.net/entry/2017/02/13/120016#液化天然ガスの巨額購入
1924年ランディス・ギアはオーストラリアとニューヨークに
初の海外事務所を設立して世界進出を初めた。
計測機器に加えて、1940年には火災安全装置の製造に経営を拡大し、
この商品を扱うサーベラス・リミテッドが設立された。
サーベラス社は後にドイツのエレクトロワット(Elektrowatt)に買収され、
現在はシーメンスビルテクノロジ(英語版)の一部となっている。
現在は6割の株式を保有する東芝と4割の株式を保有する産業革新機構からの代表を含む
理事会統治構造を持つ東芝内の独立成長プラットフォームとなっている。
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