アメリカ国内で最後となる原発の新築工事が発注される。(※建て替えなど予定はある)

(1978年)

1979年のTMI原子力発電所事故を契機に
1980年代にかけて、原子力に対する不信の高まりや
安全規制の強化によるコスト増、電力需要の後退、環境規制の強化、
原油価格の低迷による火力コストが安価で推移したこと等の理由により、
1978年を最後に
新規原子力発電所の発注は行われなくなった。

(中略)

1970年代末から1980年代初めにかけては、
景気の後退とエネルギーの節約によって
電力需要が減少するとともに、

記録的なインフレによって
資金調達コストが困難になり、

火力、原子力に関係なく、
多額の投資を必要とする大規模プロジェクトが
敬遠されるようになった。

さらに、1979年3月に
ペンシルベニア州スリーマイルアイランド(TMI)原子力発電所2号機で事故が発生し、
原子力発電に対する国民の懸念と不信が高まる結果となった。

(中略)

2000年に入り
システムの老朽化や
設計寿命を迎える原子炉が増え、
現在までに多くの原子力発電所の建設計画が公表されている。

2012年2月にはボーグル発電所が、
3月にはV.C.サマー発電所の建設・運転認可が
アメリカ原子力規制委員会より発給され、
工事が進められている。

また、1988年に中断したワッツ・バー発電所の建設工事も
2007年から再開されている。

http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=14-04-01-01

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