ウィリアム・ペティの著書「政治算術」が刊行。
(1690年)政治算術は、
17世紀後半にジョン・グラント(英語: John Graunt)により発明され、
グラントの盟友であったウィリアム・ペティによって広められ、
18世紀には広く使われた。
「政治算術」という言葉は、
1670年代に執筆されて
没後の1690年に刊行されたベティの
同名の著書に由来している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/政治算術
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
Sir William Petty(1623―1687)
イギリスの経済学者。
南イングランドの小都市ラムジーの織元の子として生まれる。
14歳のころ水夫となってフランスに渡り、
イエズス会のカレッジなどで各種の語学、航海術などを学んだ。
(中略)
経済学者としては、
国家主導による国富増進を唱えて、
海運、植民政策、公信用を重視したことなどから、
政策的立場は重商主義者とみなされるが、
その理論や方法においては、
近代的な経済学の始祖ともみなされる。
https://kotobank.jp/word/ペティ-129675
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イギリスでは、ウィリアム・ペティ(William Petty 1632-87)が
その著書「政治算術」の中で、
度重なる戦争で苦しい状況に追い込まれていた当時のイギリスの
人口や経済の実態を
オランダ、フランスと定量的に比較し、
国政に役立てるよう国王に献上しました。
http://www.stat.go.jp/teacher/c2epi1.html
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死後の1688年に妻のペティ夫人がシェルバーン男爵夫人に叙せられ、
長男のチャールズ・ペティがシェルバーン男爵となる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアム・ペティ
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統計学は歴史的産物である
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ウィリアム・ペティさん (英、重商主義)
「海軍力の競争でオランダが我々に迫っている」
「(しかし我が国には)金銀ともに払底している」
「農業よりも製造業、製造業よりも商業の方がずっと多くの利得がある」
「(我が国はオランダのように)人民ははげしく労働し~全力をかけて仕事にかかり~技芸を学ばねばならぬ~怠け者は労働させることによって処罰されねばならぬ」
「人が利得するところに応じて課税せず、人が費消するところに応じて課税する」
フランソワ・ケネーさん (仏、重農主義)
「富を増加するのは農業であることを決して忘るべからず」
「地主および営利的職業を行う人は不生産的貯蓄に没頭しないこと」
「地主のみがその富の増加および社会の一般的福祉のために必要なる支出をなし得る」
「税を小作人から取り立ててはならない」
「農夫の前払にも労働者にも商品の売上にも税を課してはならない」
「最下級の民の安楽を減らしてはならない」
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