【大平正芳】「一般消費税」の導入を閣議決定。

(1979年01月05日)

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赤字国債の発行を「万死に値する」と悔いた大平氏は
「一生かかってこの償いをする。財政再建をやる。
自分はどうなってもいいのだ」と、首相になった後、
一般消費税を提唱し、総選挙で敗れた。

大平内閣で蔵相を務めた竹下登氏は
10年かけて、消費税を実現させた。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20121110-00022382/
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大平内閣は
昭和53年12月7日に発足したが,
発足の翌日,
大平首相は記者会見で
「政治が甘い幻想を国民に抱かせてはならないし,
国民も過大な期待を抱かないでほしい」と述べている。

そして,翌月の1月4日の記者会見で,
はじめて消費税の導入に言及し,
1月5日には 消費税の導入を閣議決定した。

(中略)

1月25日の施政演説で消費税導入に言及したが,
衆議院選挙のムードが高まってくると,
与党の自民党内では,
増税では選挙は戦えないとして,
7月7日,
消費税に反対する「財政再建 議員懇談会」が結成された。

所属議員の過半数 にのぼる
214名が参加する事態になった。

昭和54年9月3日,
第88回臨時国会で
大平首相は所信表明演説を行った。

(中略)

所信表明演説の「新たな負担」とは,
消費税に他ならない。

野党は一斉に反発し
9月7日,
大平内閣不信任案を提出したが,
大平内閣は直ちに衆議院を解散した。

衆議院選挙は消費税が選挙の争点となった。

(中略)

消費税反対の大合唱が起こる中で,
ついに大平首相は9月17日,
「消費税にこだわらない」 とトーンダウンし,
選挙途中の9月24日,
消費 税導入断念を表明せざるをえなくなった。

10月7日の衆議院選挙結果は,
自民党248議席獲得と
前回より1議席の減に過ぎなかったが,
マスコミは自民党優勢と報じていたので,
「自民党の敗北」という
新聞記事の見出しがおどった。

(中略)

大平首相が断念した消費税は,
その後,
増税に見合う減税とセットになって,
平成元年(1989)に導入され た。(p.23)

http://www.jsri.or.jp/publish/research/pdf/81/81_02.pdf
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