【アーバンコーポレイション】山田慶一に着手金1.5億円を支払うと契約

(2008年04月10日)

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■区長と〝コンサルタント〟が絵図を描いた麹町五丁目計画

銀行関係者をも驚かせる、業務委託契約書がある。

不動産の第三者への売却コンサルティング業務の契約書だ。

2008(平成20)年4月10日付の契約書の第6条には
次のようなに記されている。

<甲は、本契約締結時に着手金として、
金150000000円(消費税及び地方消費税)を支払うものとし、
本委託業務完了時に成功報酬として、
本不動産の売却価格の3%に消費税及び地方消費税を加算した金額から
着手金を控除した金額を支払うものとする>

念のため、金額は1億5000万円だ。

甲欄には、株式会社アーバンコーポレーション代表取締役の
房園博行の名と社判、
乙は環境計画研究会代表の山田慶一の名と
社判がそれぞれ置かれている。

その日からわずか4ヵ月後の8月13日、
甲であるアーバン社は
東京地裁に民事再生手続き開始の申し立てを行う。

つまり、アーバン社は実質的に倒産したのだ。

http://www.yellow-journal.jp/series/yj-00000370/
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◯木村委員

その山田慶一氏が
この敷地のことで
ある契約を交わしていることがわかりました。

で、相手方はアーバンコーポレイション、
(「アーバンコーポレイション」と呼ぶ者あり)
スルガコーポレーションの次の、
実質上の土地の所有者であります。

このアーバンコーポレイションと
山田慶一氏が交わした契約書の写しがこれです。

ここでは、実印もありますよね。

(発言する者あり)

はい。実印もあります。

で、交わした日付は平成20年4月10日。

ちょうどこの時期ですね。

これは、やっぱり門外不出ということで、
落書きまでしてあります。

相当厳重な管理が、守秘義務期間が5年間ということも、
それが過ぎたということで、こちらに回ってきたんでしょう。

これを、大事なところだけ、ちょっと私が文書をつくりました。

どういう業務委託契約書かと。

甲がアーバンコーポレイション、
乙が環境計画研究会の山田慶一氏であります。

ここで言われている契約は、
第1条の目的を達成するため
──第1条というのは、本不動産の第三者売却のコンサルティング
及び購入を検討した紹介を目的として、本委託契約を締結する。

さらにその具体化として、委託業務の内容として、
本邦において不動産投資を検討している投資家を甲に紹介し、
甲による不動産の売却交渉に関するコンサルティングを行う。

つまり、アーバンコーポレイションに、
高い値段で買ってくれるいいお客さんを紹介する。

これが山田慶一氏の請け負った仕事であります。

で、報酬として、着手金で1億5,000万円。

(発言する者あり)

さらに、本委託業務が成功したときには、
本不動産の売却価格の3%。

(発言する者あり)

このエリアは、先ほど言いましたように、
住友不動産が三百数十億で買っていますから、
その3%になると、
9億とか10億とかという値段なんでしょうか。

それが一応、成功報酬だと、
そういう業務委託内容であります。

日付は平成20年4月10日。

で、アーバンコーポレイションの代表取締役房園博行氏と
環境計画研究会の山田慶一氏で、
この契約書にはその実印が打ってあります。

こういう内容になっているわけですね。

この地区計画というのは住民が長年かけて検討し、
それを区自身が支えてきて、そして、
ようやくでき上がりつつあったのがこの地区計画であります。

そして、そこに何か異質のものが盛り込まれて、
高さ制限を外されてしまった。

その期間わずか一月半。何があったのかと。

そう考えると、この問題で、
区長は山田慶一氏から何らかの相談を
受けたということはありますでしょうか。

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