【現代ビジネス】「地震予知はムダ。いますぐやめたほうがいい」東大地球物理学者の警告
(2016年04月21日)ロバート・ゲラー東京大学理学系教授。
専門は地球物理学で、
地震は地球の内部構造を理解する一分野として研究してきたが、
「予知できる」という前提のもと、
国から年間平均で約100億円の予算を獲得してきた「地震村」のなかで、
そう発言し続けるゲラー氏は、「異端の人」である。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48492
――地震の予知は可能か
「直前予知はかなり難しいと思う。
科学的に見て、今のレベルでは不可能だろう。
予知はできるという社会の誤解を解く努力が必要だ。
それでも、例えば国の作業部会が想定しているように、
南海トラフ地震の震源域で断層の半分だけが割れて地震が起きたり、
一回り小さなマグニチュード(M)7級の地震が起きたりした場合、
いずれもっと大きな地震が起きるとみて、備えることができる。
特に前者のケースは、続けて大地震が起きた過去の実例があるので、
社会は動きやすい」
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