午前11時1分、3号機で水素爆発が発生。

(2011年03月14日)

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地震発生時、
3号機は直ちに制御棒が挿入され、
設計通り
自動で原子炉が停止しました。

3号機は
地震により外部電源をすべて失い、
復水器などは使用できない状況でしたが、

非常用ディーゼル発電機が自動起動し、
原子炉隔離時冷却系も
運転することができました。

その後
津波の襲来と
これに伴う浸水によって
交流電源を全て失ったものの、

直流電源設備は
1号機、2号機と異なり、
少し高い位置にあったことから
浸水を免れました。

このため、
原子炉隔離時冷却系や
高圧注水系の運転・制御を
継続できただけでなく、

計器類による
原子炉の状態監視も
続けることができました。

1日半程度注水を続けた後、
低圧(ディーゼル駆動消火ポンプ)での注水に
切り替えるために
高圧注水系を停止しましたが、

この後の減圧に時間がかかり、
水位が低下、
水素が発生するとともに
炉心損傷に至りました。

減圧を確認した後、
消防車による注水を開始しましたが、

格納容器から漏れ出した水素によって、
3月14日午前11時1分に
水素爆発が発生しました。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/outline/2_7-j.html

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