【国連】世界人口が、2050年には97億人に達する、との見通しを公表。
(2019年06月18日)国連(UN)の経済社会局(DESA)は17日、
現在77億人の世界人口が、
2050年には97億人に達する
との見通しを明らかにした。
サハラ以南アフリカの人口は
現在の2倍に増えると予想されている。
国連の報告書
「世界人口予測(World Population Prospects)」
最新版によると、
世界人口はさらに2100年までに
110億人に達するという。
報告書によると
今後、少数の国では
平均寿命の伸びにより
人口の増加が見込まれる一方で、
世界全体の人口増加率は
出生率の低下により鈍化する。
2050年までに増える世界人口の半分以上は、
インド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、
エチオピア、タンザニア、インドネシア、エジプト、
米国の9か国に集中する見通し。
現在
世界で最も人口の多い中国では、
2019年から2050年の間に
約3140万人減り、
2.2%の人口減少が予測されている。
また、
ベラルーシ、エストニア、ドイツ、ハンガリー、
イタリア、日本、ロシア、セルビア、ウクライナでは
死亡数が出生数を上回るが、
人口減少は
移民の流入によって相殺されると予想される。
1人の女性が生涯に産むと見込まれる
子どもの数を示す合計特殊出生率は、
世界全体で1990年には3.2だったが、
2019年には2.5に減少。
2050年にはさらに
2.2まで下がる見通しだという。
人口移動がなかった場合、
人口維持に必要な合計特殊出生率は
最低でも2.1だといわれる。
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