ベトナム人留学生が持ち込んだ輸入禁止肉から、アフリカ豚コレラウィルスが検出される。(ワクチンなしのタイプ)

(2019年06月13日)

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輸入が禁止された地域から
豚肉やアヒルの卵を国内へ持ち込んだとして、
警視庁は23日までに、
ベトナム国籍の留学生、
ハック・ティ・フオン・リン容疑者(23)=埼玉県川口市=を
家畜伝染病予防法(輸入禁止)違反の疑いで逮捕した。

豚肉からは
アフリカ豚コレラウイルスが検出された。

同庁によると、
ハック容疑者は

「日本に持ち込んではいけないと知っていた」

と認めている。

アフリカ豚コレラに感染した肉の
持ち込みを巡る摘発は
全国で初めて。

逮捕容疑は6月13日、
豚肉などの輸入が認められていないベトナムから、
豚肉10キロと
アヒルの卵25キロを
輸入した疑い。

ハック容疑者は6月13日、
ベトナムから羽田空港に到着。

荷物受取場で段ボールを持って
空港外へ出ようとしたところを
農林水産省の検疫官が呼び止めた。

段ボールからは
バナナの葉で包まれた
豚肉などが見つかった。

ハック容疑者は

「自分と母親が食べるためだった」

と供述している。

しかし持ち込んだ量が多いことから、
同庁は販売する目的もあったとみて
捜査している。

アフリカ豚コレラは
豚やイノシシに感染する伝染病で、
感染すると出血し死に至る。

ワクチンや有効な治療法はなく、
アフリカから欧州、東アジアで拡大している。

日本国内の感染例は確認されておらず、
空港などでの警戒が続いている。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO47661500T20C19A7CC1000?s=3

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