【英国】地方選で、EU離脱派の与党が惨敗し、大きく議席を減らす。
(2019年05月02日)イギリスのイングランドと北アイルランドで
2日に投開票が行われた地方議会選で、
与党・保守党は
1334議席を失った。
躍進が予想されていた最大野党・労働党も
82議席を失う一方で、
欧州連合(EU)残留を明確に支持してきた自由民主党は
703議席を増やし、躍進した。
選挙結果を受けて
保守党を率いるテリーザ・メイ首相は、
有権者は主要政党にブレグジット(イギリスのEU離脱)を
「さっさと進める」よう期待している証拠だと述べたが、
自由民主党のサー・ヴィンス・ケーブル党首は、
自分たちに投票した有権者は
誰もが「ブレグジット中止のために投票した」のだと述べた。
緑の党は194議席を増やした。
無所属議員も、612人増えた。
一方で、2015年地方選で躍進した
ブレグジット推進派のイギリス独立党(UKIP)は、
今回145議席を失った。
イングランドで改選対象だった248選挙区は
いずれも、3日夜までに開票作業を終えた。
北アイルランドの11選挙区では開票作業が続いている。
スコットランドとウェールズでは地方選は行われていない。
地方議会の与党 党ごとの議会数(カッコ内は2015年からの増減)
保守党:93議会(44減)
労働党:60議会(6減)
自由民主党:18議会(10増)
無所属:2議会(2増)
住民組織:2議会(1増)
単独与党なし:73議会(37増)
(リンク先に続きあり)
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