【英国】これまでよりも厳格な移民政策を発表。(高度人材のみ受け入れ)

(2020年02月18日)

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EU離脱後の英移民制度、低技能者のビザ取得厳しく 高技能者の受け入れ上限廃止

英内務省は18日、
ブレグジット(イギリスのEU離脱)後の
新たな移民制度を発表した。

技能などに基づくポイント制になっており、
未熟練労働者にとっては
ビザの取得が難しくなる可能性がある。

来年1月1日に施行される新たなポイント制移民システムは、
イギリス国内の雇用主に対し、
欧州からの「安価な労働力」への依存から「離れ」、
スタッフの維持や
オートメーション技術の開発に投資するよう
促すものとなっている。

EU加盟国間では
人が自由に移動できるが、
ブレグジット後の移行期間が完了する12月31日に、
英・EU間での移動の自由は終了することとなる。

英内務省は、

来年以降は、
同国を訪問する欧州連合(EU)市民と
非EU市民を
平等に扱うだろう

としている。

最大野党・労働党は、
「敵対的な環境」によって、
労働力を引き込むことが
難しくなるだろうと主張した。

しかしプリティ・パテル内相は、
この新システムは、

「最も聡明で最良な人が
イギリスに来ることができるようになる」

ことを意味している
と説明している。

全体的な移民数を減らすことを目指している英政府は、
総選挙の公約で誓っていた、
「ポイント制」の移民システムの導入を望んでいる。

新移民システムでは、
イギリス入国を希望する海外労働者は、

英語が話せること、

技能職への仕事のオファーを受けていて、
「承認された雇用主がスポンサー」になっていること

が求められる。

これらの基準を満たしている人には、
50ポイントが付与されるという。

「適応と調整」

移民が
イギリス国内で就労するには、
合計で70ポイントに到達する必要がある。

ポイントは、

資格や提示されている給与、
人手が不足している分野での就労

に応じても付与される。

一方で英政府は、
未熟練労働者が
国内で働くための手段については
提示しておらず、

企業側に対し、
EU加盟国と同国間の移動の自由が終了することに
「適応し、調整」するよう促している。

「雇用主は
英国の移民システムへの依存をやめ、
その代わりに
スタッフの維持や生産性に投資し、
技術やオートメーションに
幅広い投資を行うことが重要だ」

英政府は、代わりに、
国内に今後も留まり続けるために
申請をしているEU市民320万人について、
労働市場の需要を満たす助けになるかもしれない
としている。

また、農業分野における季節労働者を
現行の4倍にあたる1万人に増やす計画や、
年間2万人の若者の入国を認める
「若者の移動に関する取り決め」
についても提示した。

https://www.bbc.com/japanese/51555272

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