ローレンス・レッシグが「クリエイティブ・コモンズ」を設立。
(2001年)クリエイティブ・コモンズの
活動母体は
アメリカの非営利団体であり、
クリエイティブ・コモンズ自体は
法的な強制力はありません。
ただ、基本的には
各国の著作権法を前提に作られているため、
作者の意図とは違う使われ方をした場合、
著作権法違反として起訴される可能性があります。
著作権法には、
全ての著作権を所有する「All rights reserved」と、
全ての著作権を放棄する「No rights reserved
(著作権フリー、パブリックドメインとも呼ばれる)」の
2択のみが制定されていますが、
クリエイティブ・コモンズは
その中間項(著作権の一部を放棄できる)を制定しています。
著作権法は
現状は親告罪(被害者側が訴えて初めて起訴される罪のこと)のため、
無断使用しても作者が気づかないか、
気づいても放置すれば特に罪に問われることはありませんが、
クリエイティブ・コモンズは
あくまで著作権法を前提としているため、
クリエイティブ・コモンズの表記を無視すれば
著作権法違反として著作権者から
起訴される可能性があります。
※2015年8月7日現在はまだ未確定ですが、
TPP交渉に伴って著作権法に非親告罪
(著作権者側の訴えなしでも起訴できる)が
適用される方針で調整されているようです。
クリエイティブ・コモンズが策定した
一連のライセンスは
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスと呼ばれる。
- このできごとのURL:
コメント