第一勧業銀行相談役の宮崎邦次が自殺。
(1997年06月29日)第一勧業銀行相談役の宮崎邦次氏(元頭取・会長)は、
97年6月29日、
自宅書斎の書棚にビニール紐をかけ、
首を吊って自殺した。
享年67歳。
供述を渋っていた総会屋の小池隆一氏は、
拘置所で宮崎氏自殺の報に接し号泣。
その後は、素直に取り調べに応じるようになったという。
97年、
野村證券の元社員の内部告発から発覚した利益供与事件は、
金融界を揺るがす大スキャンダルに発展した。
野村證券が小池氏に特別口座を開き、
利益を供与する一方、
小池氏は野村の株を30万株も持っていた。
世間が驚いたのは、その買い付け原資を、
第一勧業銀行(現・みずほ銀行)が
すべて融資していたこと。
小池氏の口座には第一勧銀から
270億円が流れ込んでいた。
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