原油価格の暴落により、NYダウ平均株価が大幅に下落。(先週比592ドル安。現地20日)

(2020年04月21日)

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週明け20日の
ニューヨーク株式市場
ダウ平均株価は

先週末に比べて
大幅に値下がりしました。

株価の下落を引き起こしたのが
原油価格の急落で、

新型コロナウイルスの感染拡大で
需要が減少するとの見方から
ニューヨーク原油市場の先物価格は
初めてマイナスに落ち込むという
異例の状態になりました。

20日の
ニューヨーク株式市場
ダウ平均株価の終値は、

先週末に比べて
592ドル5セント安い、
2万3650ドル44セントでした。

株価の値下がりを引き起こしたのが
原油価格です。

国際的な指標となる
WTIの5月物の先物価格が、

先週末の1バレル=18ドル台から急落し、

20日の取り引きで、
価格が初めて、
マイナスに落ち込むという
異例の事態となりました。

これは、
新型コロナウイルスの感染拡大で
経済活動が制限され、
需要が大きく減るとの見方から、
在庫が積み上がっていることに加えて、

5月物の売買が21日までで、
取り引き量が少なかったためです。

次の6月物は、
1バレル=20ドル前後にとどまっています。

原油市場の関係者は

「消費先が見当たらず、
保管や輸送コストのほうが高い
という見方から買い手がつかず、
投げ売りに近い状態になった。

6月物の値動きに注目だが、
原油価格の暴落は、
アメリカのエネルギー産業の経営を圧迫し、
実体経済にも
深刻な影響を与えかねない」

と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200421/k10012397801000.html

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