【宮崎県議会】160億円をかけて「シーガイア」を救済する補正予算案が成立。

(1999年12月18日)

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県もシーガイア支援を視野に入れ、
「国際コンベンションリゾートみやざき振興基金」開設を
県議会に提案した。

県が60億円を拠出して、
財団法人宮崎コンベンション・ビューロ
ー(塩見一郎理事長)が管理・運営。

宮崎市など自治体、民間合わせて
100億円規模の基金を目指すというもの。

県議会は
基金の狙いや効果を疑問視する
県民世論を反映して空転が続き、
徹夜の審議などを経て
99年12月18日、
同基金創設を含む補正予算案を
共産を除く賛成多数で、
原案通り可決した。

本会議で松形知事は

「政治生命を懸け
てシーガイア再生に取り組む」

と、陳謝と決意を表明した。

当時の県庁内の雰囲気について

「第三セクターのプロジェクトを推進し、
県経済への影響を考慮する立場として
異論はなかった」(城倉顧問)

という。

https://miyabiz.com/inside/inside_1/item_2376.html

日本経済の後退はその後も止まらず、
バブル期に企画された大型リゾート開発の
破綻が相次いだ。

例えば、2001年、
フェニックスリゾート社が経営破綻した。

この会社は、リゾート法適用第1号だった
宮崎・日南海岸リゾート構想を象徴する施設である
「シーガイア」を運営する第三セクターである。

負債総額は3260億円にのぼり、
この会社に出資していた宮崎県は
打撃を被ることとなった。

その上、宮崎県は、
この会社の経営を維持するために、
県下の自治体からも資金を集めていたため、
打撃は県全体に広がった。

https://www.tsu.ac.jp/Portals/0/research/22/135-143.pdf

https://ja.wikipedia.org/wiki/シーガイア

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