【竹中平蔵】「民営化された日本郵政は、アメリカに出資せよ。」と発言。
(2008年04月)BS朝日・朝日ニュースター放送の番組
『竹中平蔵・上田晋也のニッポンの作り方』にて
「民営化した日本郵政はアメリカに出資せよ」
との見解を語った。
米国のバブル経済が崩壊し、
サブプライムローンに端を発した問題が
顕在化し始めていたさなかの
2008年4月の番組にて提案している。
竹中は一連の問題を
「サブプライムローン
そのものが悪いわけではない、
リスク管理が甘く
慎重に審査して貸しつけていなかった、
一義的には
金融機関が
経営に失敗したということ、
銀行としては
証券化してリスク分散したはずが、
結果的に
リスクが社会中に広がって
リスク拡散になってしまった。
それが今回の
サブプライム問題の本質。」
「一番の責任者を
グリーンスパン前FRB議長が行ったことに
問題があったという穿った見方も強いが、
誰かに責任を着せるのではなく
前向きに対処を考えていかなければいけない。
問題は
誰にも予想できなかったこと。」
と一連の問題を評した上で
「民営化した郵政は
アメリカに出資せよ」
との見解を語った。
「そこで今回ニッポンの作り方として
『民営化された日本郵政はアメリカに出資せよ』
と申し上げたい。
ある国が政治的な意図をもって
アメリカの金融機関を乗っ取ってしまったら、
アメリカ経済が影響を受けるのでは
という懸念も出てきている。
日本郵政は民営化したので、
今はSWFではない。
だから
アメリカから見ると
安心して受け入れられる民間の資金。
アメリカに対しても貢献できるし、
アメリカの金融機関に出資することで
新たなビジネスへの基礎もできる。」
として
郵政マネーを
アメリカへ出資すべき
との見解を語った。
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