ニクソンショック

(1971年08月15日)

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この影響で、1973年から、先進国を中心に
変動相場制に移行する国が相次いだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ニクソン・ショック

こうしてアメリカによって
大量のドルが使われたため、
イギリスやフランスは
急に不安になってきました。

世界中にこれほど多くのドルがばらまかれたら、
アメリカが保有している金の量よりも
ドルのほうが多くなっているのではないかと考えたのです。

やがてドルが金と交換してもらえなくなるのではないかという心配から、
各国は自分たちの持っているドルを金と換えておこうしました。

最初のうち、アメリカは
ドルを金にどんどん換えていましたが、
このままでは金がなくなってしまうと気付きます。

そして1971年、当時のニクソン大統領が
金とドルの交換停止を発表しました。

つまり突然、金本位制ではなくなったのです。

その結果、アメリカのドル紙幣は
単なる紙切れと同じになってしまいました。

いつでも金と換えてもらえるという信頼があったからこそ、
ドルの価値は高かったのです。

ドルの信用はガタ落ちになり、
世界中で大混乱が起きました。

そのためニクソンショックと呼ばれています。

ドルの信用は失われましたが、
ほかに世界のお金として使える通貨がなかったので、
その後もドルは世界のお金として使われます。

ただし金との裏付けがなくなり、
ドルの価値は下がっていきました。

この直後に金1オンスは38ドルに上がり、
その後も金の値段はどんどん上がります。

逆にいえばドルの価値は
どんどん下がっていきました。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO04469940V00C16A7000000/

以下、映像による解説。↓

https://youtu.be/Gv5fcedZXYc?t=300

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