政府が保有するNTT株が放出され、年度内に195万株が売却される。
(1986年11月17日)売出(申込)期間
S61.11.17~11.26
(勧誘期間)
(S61.10.17~11.16)
昭和61年度の売却株数は
合計で195万株となる。
http://www.ntt.co.jp/ir/shares/gov.html
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日記に残された、当時の中曽根首相のメモ。
”4兆5,000億円。減税。財政赤字。財源探し。”
緊縮財政の中、
内需拡大のための財源に
悩んでいた様子がうかがえます。
このとき、政策ブレインの一人、
元日銀理事の中川幸次氏から、
財源についての試算が届けられました。
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3.内需拡大と財政再建は両立できる。
1)当面、財政再建を後退させない限度で、思い切った減税・社会…
行い、景気浮揚を図る。
2)それを可能にしうるのはNTT株等民営化に伴う株式売却代金の大…
である。
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”内需拡大と財政再建は両立できる。”
その根拠として挙げられていたのが、
NTT株の売却代金でした。
前年の(昭和)61年秋、
1株119万円で売り出されたNTT株は、
折からの株ブームに乗って、
この頃、300万円を超える高値をつけていました。
5兆円の収入が、国庫に入ると中川氏は予測。
”税の増収も期待できる”
”最終的には、1兆円前後の自然増収を生ずる情勢
(いずれも土地と株がらみの増収)”
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