マルクス「資本論」
(1867年)ドイツ古典哲学の集大成とされるヘーゲルの弁証法を批判的に継承したうえで、それまでの経済学の批判的再構成を通じて、資本主義的生産様式、剰余価値の生成過程、資本の運動諸法則を明らかにした。 全3巻から成る。サブタイトルは「経済学批判」。
ソ連、チェコスロバキア、ポーランドなどの国々で支配党だった共産党を作り出すことになった。ソ連の指導者レーニンは、マルクスの資本論などをよんで、マルクス主義の考えをもとにして労働者が中心の世界を作ろうと考えた。
マルクス主義の理論とは、「資本主義が発展するほど労働者の労働条件はどんどん悪くなっていって、労働者が人間として扱われない。まるでものみたいに扱われることに耐えられなくなってくる。そうなると、労働者の不満が高まって、労働者がこの世をかえようという動きが高まり、やがて革命が起きる。」
そこで資本主義国の政治家や資本家、いわゆる大企業の経営者は、労働者の労働条件を悪くしなければ、労働者の反乱はおさえられると考えた。
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