マルセル・デュシャン「fountain(泉)」

(1917年)

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デュシャンが「泉」を制作する、このとき独立芸術家協会の会長はリアリズム画家ウィリアムズ・グラッケンズ、役員にはデュシャン、マン・レイコレクターのウィリアムズ・アレンバーグなどが顔をつらねていた、泉の設置に賛成したアレンズバーグは「素晴らしい形がその機能的な目的から解放されて姿を現したのだから、作者はあきらかに美学上の貢献を果たしたことになる、MUTT氏は普通の品物を取り上げて、その便利な存在意義が消滅するようなかたちで設置したのだ、そうすることで、主題に対する新しいアプローチを創り出したのだ」と言明した。しかし結局泉は撤去された。この作品の目的は協会の役員たちがなにを基準にしていたのか、それと彼らの行動様式とを試すことだった。論争をしかけたのだ。そして結局論争の方が実際の作品よりずっと重要になった。

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