alice aycock「A Simple Network of Underground Wells and Tunnels, 」

(1975年)

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約6×12cmの広さを掘り、コンクリートブロックから成る6本の堅穴をトンネルで結んだものが出来上がった。堅穴のうち3つは2mの深さを持つ開いた入り口となっている。これは地上から分かり、常時カバーがかぶせられ、土の層があった。見学者は入り口の堅穴から入り、幅81cm、高さ71cmの狭いトンネルを這って堅穴から堅穴へと回る。その間には垂直の「緊急用」堅穴があり、これは閉ざされ、完全に土で囲まれている。地下の構造は、30×900×1500cmの壁ではっきりと区分されている。暗い地下トンネルは見学者の気詰まりな感じを与えるよう意図している。この作品を思いつくにあたってエイコックは、個人的な記憶や建築史に関する夢などの過去の経験を総動員した。