モーリス・バレス(社会主義者だったのが愛国者に転じた)のダダによる裁判をブルトンが組織する。ピカビアがダダを離れる。

(1921年)

ピカビアは報道陣に向けてこう語る「ダダは自由と生きることの精神を求めていたが、今や英雄伝となり、キュビスムと同じたんなる運動になってしまった。今やダダは法廷、弁護士、そのうち警察まで登場するのでは…晴れがましいことは私の好みではないが、雑誌「文学(リテラチュール)」の幹部たちは晴れがましい人士そのものだ。私には無造作に歩き回る方が会っている。街路の名前はほとんどどうでもいい。主観的に何か新しいものの幻想を作らなければ毎日は同じような繰り返しだが、ダダはもはや新しくはない」

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